Wix無料プランでもSEO対策はできる?初心者のための集客改善ガイド
- シースリーレーヴ編集者
- 5月27日
- 読了時間: 19分
更新日:6月10日

「Wixでホームページを作ったけど、全然検索に出てこない……」
そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
特にWixの無料プランを使っていると、「SEO対策ってちゃんとできているの?」「そもそも無料のままで効果は出るの?」と不安になることもあるでしょう。
この記事では、「Wix無料プランでもSEO対策はできるのか」というテーマで初心者の方に向けて、
・無料プランでできるSEO対策の範囲
・よくある失敗とその対策
・有料プランとの違いや切り替え時の判断ポイント
などを、具体例も踏まえて丁寧に解説します。
コストをかけずに集客を増やしたい方、自分のサイトが検索で見つかるようにしたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
・無料プランでできること・できないこと
・有料プランとの違い(SEO目線での比較)
・Wix無料ドメインと独自ドメインのSEO影響
・タイトル・ディスクリプション・URL設定
・alt属性・HTTPS・スマホ対応などの技術面
・Googleサーチコンソール連携の手順と注意点
・上位表示が難しくなる理由3つ
・Wix無料SEOでよくある失敗例と解決策
・サーチコンソールに出てこないときの対応
・有料プランへの切り替えが必要なケース
・無料プランでもSEO効果を出すための工夫
・移行時のSEOリスクとその回避法
・無料でも成果が出た事例とその工夫
・有料にしてアクセスが増えた事例比較
・初心者が押さえるべき3つのポイント
・「いつ有料にするか」の考え方と判断軸

ホームページを作ったのに、検索結果に表示されない――。
Wixの無料プランを使い始めたばかりの方が、まず最初にぶつかる壁かもしれません。
「自分で簡単に作れて便利だけど、本当に集客できるのかな?」と不安になるのも当然です。
ここでは、Wixの無料プランでできること・できないこと、そしてSEOの観点から見た有料プランとの違い、さらには無料ドメインと独自ドメインがSEOに与える影響まで、丁寧に解説します。
無料プランでできること・できないこと
まず、Wixの無料プランで利用できる主な機能は以下のとおりです。
【できること】
ホームページの作成・公開
スマホ対応(レスポンシブデザイン)
HTTPS対応(SSL化)
ページごとのタイトル・ディスクリプション設定
画像のalt属性設定
URLスラッグの編集
サイトマップの自動生成
Googleサーチコンソール連携
これだけ見ると、「無料でも意外と色々できる!」と思われるかもしれません。
実際、SEOの基本的な設定はほとんど対応しています。
ただし、下記のような制限があることも忘れてはいけません。
【できないこと・制限されること】
独自ドメインの使用不可(URLが「xxxx.wixsite.com」になる)
サイトにWixの広告が表示される
サイトマップの自動送信機能がない(手動でSearch Consoleに送信する必要あり)
301リダイレクト設定不可(URL変更時にSEO評価を引き継げない)
特にSEOの面で重要なのが、「独自ドメインが使えないこと」と「リダイレクトできないこと」です。
次の見出しで、これがどうSEOに影響するのかを詳しく見ていきましょう。
有料プランとの違い(SEO目線での比較)
Wixの有料プランにアップグレードすると、SEO対策の自由度が一気に広がります。
以下に、無料プランとの違いをSEO観点からまとめてみましょう。
機能 | 無料プラン | 有料プラン |
独自ドメイン | × | 〇 |
サイトマップ自動送信 | × | 〇 |
301リダイレクト | × | 〇 |
広告表示 | あり | なし |
SEO Wiz(チェックリスト) | 〇 | 〇 |
alt属性・HTTPS・スマホ対応 | 〇 | 〇 |
有料プランで特に大きいのは「独自ドメイン」が使えることです。検索エンジンは、独自ドメインの方が信頼性が高いと判断する傾向があるため、上位表示を目指すなら大きなアドバンテージになります。
また、301リダイレクトができることで、将来的にURLを変更してもSEO評価を引き継げるのは、運営を長期的に考えるうえで重要な要素です。
無料プランでもある程度のSEO対策はできますが、「集客で本気の結果を出したい」「検索上位を本気で狙いたい」という方には、有料プランが必要になるタイミングがきます。
Wix無料ドメインと独自ドメインのSEO影響
Wixの無料プランでは、ドメインが「https://username.wixsite.com/sitename」のようになります。 この“サブドメイン形式”は、以下の理由からSEO上で不利になりがちです。
信頼性・ブランディングの弱さ
「.wixsite.com」というサブドメインは、ユーザーにも検索エンジンにも“個人の所有サイト”という信頼性を与えにくく、ブランディングにも不向きです。
被リンクされづらい
信頼性が低いと、他サイトからの被リンク(SEOに大きな影響を与える要素)を得にくくなります。
検索結果でのクリック率が下がる
URLが長く、見慣れない形式のため、検索結果でユーザーがクリックを避けてしまう傾向も。
対して、独自ドメイン(例:example.com)を設定することで、
信頼性アップ
ブランド認知度アップ
ドメイン評価の蓄積 が可能となり、SEO評価がじわじわと高まります。
つまり、「無料のままでも最低限はできるけど、検索順位を本気で上げたいなら独自ドメインは必要不可欠」といえるでしょう。

「無料プランでもSEOってどこまでできるの?」と疑問に感じている方へ。
この章では、Wixの無料プランでも設定できる基本的なSEO対策をまとめてご紹介します。タイトルやディスクリプションといった検索結果に直結する部分から、技術的な設定、そしてGoogleサーチコンソールとの連携まで。無料でできる範囲をしっかり活かすことで、少しずつでも検索順位アップを目指せます。
タイトル・ディスクリプション・URL設定
SEO対策の基本中の基本、それが「タイトル」「メタディスクリプション」「URL(スラッグ)」の3つです。Wix無料プランでもこれらはすべて設定可能です。
タイトル(titleタグ)は、検索結果で一番大きく表示される部分。たとえば「ハンドメイド ピアス 通販|オリジナル作品販売中」のように、キーワードを左寄せで自然に入れましょう。
メタディスクリプションは、検索結果でタイトルの下に表示される説明文のこと。ここでは「どんな内容のページなのか」を短くわかりやすく伝える必要があります。文字数はおよそ80〜120文字が目安で、「お悩み解決型」や「ベネフィット提示型」の文が効果的です。
URLスラッグも設定できます。英語・ハイフン区切りでシンプルに、「/handmade-pierce」などページ内容が分かる構造にしましょう。
検索エンジンに正しく情報を伝えるために、どのページにもこの3点をしっかり設定しておくことがSEOの第一歩です。
alt属性・HTTPS・スマホ対応などの技術面
SEOは「見える部分」だけではなく、「見えない部分」=技術面もとても大切です。Wix無料プランでも、基本的な技術的SEO対策は対応しています。
画像のalt属性では、画像に説明文をつけることができます。これは視覚障がい者向けのアクセシビリティ対応だけでなく、検索エンジンに画像の内容を伝える役割もあります。商品画像であれば「ハンドメイドの淡水パールピアス」など、具体的に記述しましょう。
HTTPS(SSL)対応も無料プランで標準装備されています。つまり、「http://~」ではなく「https://~」から始まる安全なサイトURLになるということ。Googleも「安全なサイトを評価する」と明言しているので、この点は大きなプラスです。
さらに、スマホ対応(モバイルフレンドリー)も無料プランで自動的に適用されます。
Wixはレスポンシブデザインが基本なので、スマホやタブレットでも見やすいレイアウトになっており、モバイル検索でも有利になります。
これらの技術的な設定を意識することで、Googleからの評価をじわじわと高めることが可能です。
Googleサーチコンソール連携の手順と注意点
「せっかくSEO設定したのに、検索に表示されない…」
そんなときに必要なのが、Googleサーチコンソールとの連携です。
無料プランでもこの連携は可能で、むしろ早い段階で設定しておくのがベストです。
以下が、Wixでの連携手順です
Wixのダッシュボードから「SEO」メニューへアクセス
「Googleにサイトを提出」もしくは「Googleサーチコンソールに接続」を選択
指示に従って認証コードを取得し、Wixに貼り付け
認証が完了すれば連携完了
この設定により、自分のサイトがGoogleにきちんと認識されているか、どのキーワードで表示されているかを確認できます。
注意点として、「SEO設定を公開していない」「検索エンジンにインデックスしない設定がONになっている」と、サーチコンソールに登録しても検索に出てこない可能性があります。必ず、公開設定やSEO設定の完了を確認してから連携するようにしましょう。

無料プランでも基本的なSEO対策はできますが、実は「上位表示を本気で狙いたい」と思ったときに、いくつかの“壁”が出てきます。
この章では、無料プランのままではSEO上で不利になる代表的な要因や、よくある失敗例、そして「検索に出てこない…」と困ったときの対処法を具体的にご紹介します。
上位表示が難しくなる理由3つ
Wixの無料プランはコストをかけずに始められる反面、SEOで上位表示を狙うにはいくつかの制限があります。ここでは特に影響が大きい3つの理由を紹介します。
独自ドメインが使えない
無料プランでは「〇〇.wixsite.com/△△」というサブドメイン形式になります。検索エンジンからは“個人のサブページ”として扱われやすく、ブランド力や信頼性が弱いと判断されがちです。独自ドメイン(例:example.com)に比べ、クリック率や被リンク獲得の面でも不利です。
広告表示でユーザー体験が下がる
無料プランではページ上部や下部にWixの広告が自動表示されます。これがユーザーの閲覧体験を妨げ、直帰率(すぐに離脱される割合)や滞在時間にマイナスの影響を与えることも。結果的にSEO評価にも悪影響を及ぼします。
サイトマップの自動送信やリダイレクトが非対応
Wixではサイトマップ自体は作成されますが、無料プランではGoogleへの自動通知(ping送信)が行えません。また、301リダイレクト(URL変更時の評価引き継ぎ)も使えないため、URL構造の変更に弱く、将来的な運用に支障が出ることがあります。
こうした制約があるため、無料プランのままだと「なんとなくSEO対策してるのに効果が出ない…」という状態に陥りやすくなります。
Wix無料SEOでよくある失敗例と解決策
「WixでSEOをやってるつもりなのに、全然検索に出てこない…」
そんな声も少なくありません。
ここでは、よくある失敗パターンとその対策をまとめました。
失敗例①:SEO設定が未完了のまま公開している
WixではSEO設定(タイトル、ディスクリプション、URLなど)を公開前にきちんと完了しないと、Googleに認識されません。
✔ 対策 → 公開前に「SEO Wiz」やページごとのSEO項目をチェックし、「公開済み」になっているか確認しましょう。
失敗例②:「検索エンジンに表示しない」がONになっている
Wixには「このページを検索結果に表示しない」という設定があります。うっかりONになっていると、どんなに設定してもGoogleに表示されません。
✔ 対策 → 各ページの「SEO設定」→「検索エンジンで非表示になっていないか」を確認しましょう。
失敗例③:同じようなページが多く、評価が分散する
たとえば「商品紹介1」「商品紹介2」といった似た内容のページが複数あると、検索エンジンがどれを評価すべきか迷ってしまう(カニバリゼーション)ことがあります。
✔ 対策 → ページごとにターゲットキーワードを明確にし、役割のかぶりを減らすことが大切です。
初心者ほど見落としがちなポイントばかりですが、ここを見直すだけでもSEO効果は大きく変わってきます。
サーチコンソールに出てこないときの対応
「Googleサーチコンソールにサイトを登録したのに、検索結果に表示されない…」
このトラブル、実はWix無料プランのユーザーによくある悩みのひとつです。
以下のような原因が考えられます。
原因①:サイトマップがGoogleに送信されていない
Wixの無料プランでは、サイトマップの自動送信(ping送信)が行われません。そのため、自分でSearch Consoleからサイトマップ(/sitemap.xml)を送る必要があります。
✔ 解決策 → Search Consoleにログインし、「サイトマップ」→「新しいサイトマップの追加」から /sitemap.xml を送信しましょう。
原因②:URL検査ツールで「登録されていません」と表示される
ページ公開後すぐは、Googleのクローラーがまだ巡回していない可能性があります。
✔ 解決策 → Search Consoleの「URL検査」→「インデックス登録をリクエスト」でクロールを促しましょう。
原因③:「noindex」が設定されている
前述の通り、「検索に表示しない設定」がオンだと、Googleにインデックスされません。
✔ 解決策 → WixのSEO設定で「検索エンジンに表示する」がONになっているか再確認しましょう。
検索結果に出てこないと、SEOの効果も感じにくく不安になりますよね。ですが、原因を一つずつ見直していけば、改善できるケースがほとんどです。焦らずチェックしていきましょう。

ここまで読んできた方は、「無料プランでもある程度できるのはわかったけど、結局どうすればいいの?」と迷っているかもしれません。
この章では、無料プランを継続してもいい場合と、有料プランに切り替えるべきタイミング、その判断基準と注意点をわかりやすく解説していきます。
有料プランへの切り替えが必要なケース
Wixの無料プランは手軽にスタートできる反面、本格的にWeb集客をしたい場合には限界があります。次のようなケースに当てはまる方は、早めの有料プラン切り替えがおすすめです。
① 独自ドメインでブランドを築きたいとき
無料プランでは「〇〇.wixsite.com/△△」というサブドメインになります。これでは信頼性や覚えやすさに欠け、名刺やSNSでも紹介しにくいと感じる方も多いはず。
✔ ブランドを育てたいなら、独自ドメインでの運用が必須です。
② SEOで検索上位を本気で狙いたいとき
Wix無料プランは基本的なSEO機能には対応しているものの、サイトマップの自動送信や301リダイレクト機能が使えないなど、細かい部分で不利になる場面が出てきます。
✔ 中長期的に検索流入を伸ばしたいなら、有料プランへの移行でSEOの自由度がグッと広がります。
③ 広告を非表示にしたいとき
無料プランのままだとサイトにWixの広告が表示され続けるため、訪問者に“無料感”が伝わってしまいます。
✔ 広告のないクリーンなサイトにしたいなら、有料プラン一択です。
自分のビジネスのステージや目的に応じて、どこまでのSEO効果や信頼性を求めるかが、切り替えの判断ポイントになります。
無料プランでもSEO効果を出すための工夫
とはいえ、今すぐに有料プランへ切り替えるのが難しいという方も多いでしょう。そんな場合でも、無料プランのままでSEO効果を少しでも高める工夫は可能です。
① 記事やコンテンツを定期更新する
Wixブログなどを活用して、定期的にユーザーの役に立つ記事を投稿することで、Googleからの評価が上がりやすくなります。とくにロングテールキーワード(具体的な悩みに対応した検索語)を意識すると◎。
② 内部リンクをしっかり設置する
サイト内の各ページをうまくつなぐことで、クローラーの巡回を促し、評価の底上げが期待できます。
例:商品紹介 → 実績ページ → お問い合わせ と自然な流れをつくる
③ SEO Wizをフル活用する
Wixに搭載されている「SEO Wiz」は、無料プランでも利用可能。初期設定の抜け漏れを防いでくれる頼もしい味方です。定期的に診断し、タスクをこまめにチェックしましょう。
④ SNSと連携してアクセスを流す
無料プランでは被リンク獲得が難しいため、SNSからのアクセス流入を積極的に狙うのもおすすめです。シェアされやすい投稿と連動したページ設計にしておくと効果的です。
「お金をかけずに、できることから最大限やる」
——この姿勢で地道に続けていけば、無料プランでも一定のSEO成果は十分目指せます。
移行時のSEOリスクとその回避法
「無料から有料に切り替えたいけど、SEO的にリスクはないの?」という不安もありますよね。実際、やり方を間違えると検索順位が下がることもあります。
以下に、移行時にありがちなSEOリスクとその回避方法を紹介します。
リスク①:旧URLの評価が引き継がれない
無料プランのURL(サブドメイン)から有料プランの独自ドメインに切り替える際、301リダイレクトができません。つまり、旧URLのSEO評価が新URLに引き継がれない可能性があります。
✔ 回避策:できるだけ早期に独自ドメインへ移行し、評価が蓄積する前に切り替えるのがベストです。
リスク②:サイトマップ未送信によるインデックス遅延
切り替え後、Googleに新しいサイト構成を伝えないと、インデックス登録が遅れ、検索に出てこない状態が続くことも。
✔ 回避策:Search Consoleで新しいドメインのサイトマップをすぐに送信しましょう。
リスク③:URL構造の変更で評価が分散する
ページのURLが移行により変わってしまうと、既存の内部リンクや外部リンクの効果が落ちてしまうこともあります。
✔ 回避策:URL構造はなるべく変更せず、同じスラッグ(末尾)を使うよう心がけましょう。
移行時には少し手間がかかるかもしれませんが、「SEOを育てる」ためには避けて通れないステップです。リスクを最小限に抑える準備をして、安心して移行に踏み出しましょう。

ここまでWix無料プランのSEO対応について解説してきましたが、「実際のところ、本当に効果はあるの?」という声も聞こえてきそうです。
この章では、Wix無料プランでSEO対策に取り組んだ人たちのリアルな事例をご紹介します。無料のままでも成果が出たケース、そして有料プランに切り替えたことで一気にアクセスが増えた事例など、実際の工夫やポイントを通して、判断材料にしていただければと思います。
無料でも成果が出た事例とその工夫
まずは、Wix無料プランでも工夫次第で成果を出せた成功例をご紹介します。
事例1:ハンドメイド作家のブログ活用術
あるハンドメイド雑貨の作家さんは、無料プランでWixブログを活用し、「○○の作り方」や「おすすめ材料○選」といった検索されやすいロングテールキーワードをテーマにした記事を週1回更新。 結果、2〜3ヶ月で「○○ 作り方 初心者」などのワードでGoogleの検索結果2ページ目にランクインしました。
✔ 成功のポイント:
キーワードを自然に入れた読みやすい文章
alt属性やURLスラッグ、タイトルの適切な設定
内部リンクによるサイト内回遊の強化
「まずは無料で始めて、ブログで集客力を少しずつ育てていく」というスタイルは、特に個人事業主にとって現実的かつ効果的です。
事例2:地域密着の教室運営者がGoogleマップと連携
ある地域の英会話教室では、Wix無料プランを使いながらGoogleビジネスプロフィールをしっかり整備し、店舗名+地名のローカルSEOを強化。サイトへの直接流入というよりも、Googleマップ上の露出→問い合わせ増加という成果が見られました。
✔ 成功のポイント:
教室名やエリア名を意識したページ構成
SNSからの定期リンクと情報拡散
「口コミで選ばれる」ことを意識した導線設計
このように、無料プランの範囲でも工夫すれば一定の成果は可能です。ただし、それには「戦略的に運用する姿勢」が欠かせません。
有料にしてアクセスが増えた事例比較
一方、有料プランに切り替えたことで、明確な成果を出した例も少なくありません。
ここでは、無料から有料へ移行して何が変わったのか、SEO面での効果を比較した事例を紹介します。
事例1:独自ドメイン+301リダイレクトで検索順位UP
無料プランでしばらく運用していたコンサル系ブログを持つ事業者が、「検索上位に表示されない」「サイト名で検索しても出てこない」という悩みから、有料プランへ移行。
独自ドメイン取得後、Search Consoleやサイトマップ送信を徹底し、コンテンツ更新と合わせて301リダイレクトを活用(旧URLから評価を引き継ぐ)したところ、3ヶ月で3倍以上のアクセス増加を記録しました。
✔ 変化のポイント
信頼性の高い独自ドメインへの変更
サイトのクローラビリティ(Googleに伝わりやすくする)改善
SNSでもドメインの信頼感が高まりシェアされやすくなった
事例2:広告非表示で問い合わせ率が改善
無料プランを使っていた飲食系サイトでは、ページ上部のWix広告がユーザーの離脱を引き起こしているとの仮説から、有料プランに切り替えて広告非表示化を実施。 それだけで、直帰率が25%改善し、お問い合わせ数も1.5倍になりました。
✔ 変化のポイント
サイトの見た目・印象の向上(プロ感)
モバイル閲覧時のユーザビリティ改善
CTA(問い合わせボタン)周辺のクリック率上昇

Wix無料プランは、「費用をかけずにホームページを持ちたい」「まずは試してみたい」という方にとって、とても魅力的なスタートツールです。ですが、検索上位を狙うとなると、やみくもに始めてもなかなか結果は出ません。
この章では、ここまで読んでくださった方のために、初心者がまず押さえるべき要点と、有料プランに切り替える判断基準をしっかりまとめてお届けします。
最後にもう一度、SEO対策を成功させるための道筋を一緒に確認しましょう。
初心者が押さえるべき3つのポイント
SEOの世界は奥深いですが、初心者の方がいきなりすべてを完璧にする必要はありません。まずは以下の3つを意識することから始めてみましょう。
① ページごとの「基本設定」は丁寧に
タイトル、メタディスクリプション、URLスラッグ。 この3点は検索結果での“顔”となる部分なので、必ずページごとにしっかり設定しましょう。設定を後回しにすると、検索に反映されずチャンスを逃してしまいます。
② コンテンツは“ユーザーの悩み”に寄り添って書く
ブログや商品紹介ページは、ただ情報を羅列するのではなく、「読者がどんなことに困って検索してきたか?」を意識して書くことが重要です。 ロングテールキーワードを使い、検索ニーズにピッタリ合った記事を定期的に更新していくのがポイントです。
③ SEOチェックツールやサーチコンソールを活用する
Wixには「SEO Wiz」やGoogle Search Consoleなど、初心者でも使いやすい無料ツールがあります。 迷ったらガイドに沿って進めてみましょう。“やったつもり”を防ぐチェック機能は、SEO初心者の心強い味方です。
「いつ有料にするか」の考え方と判断軸
「無料のままで大丈夫?」「いつかは有料に切り替えた方がいいのかな…」
そう思ったときは、次のような判断軸を参考にしてみてください。
■こんなときは有料プランがおすすめ
独自ドメインで信頼性を高めたいとき
→名刺やSNSに記載して“覚えてもらいやすいURL”を使いたい方には必須です。
検索で上位に表示されたい商品・サービスがあるとき
→無料プランでは301リダイレクトや細かなSEO管理が難しく、評価が上がりづらいケースも。
Wixの広告表示を消して、プロらしさを出したいとき
→特にスマホ閲覧時の印象が大きく変わります。お問い合わせにも直結しやすくなります。
■無料で続けたい場合の見極め方
商品数が少なく、集客はSNSが中心
SEO施策はブログ記事でコツコツ進めたい
今後のために“試験的に運用している段階”
こういった場合は、まず無料で“できること”を徹底しながら、必要になったら切り替えるという方針でも十分です。

ここまで、Wixの無料プランでのSEO対策について解説してきました。
大切なのは、「無料だからできない」と決めつけるのではなく、今の状況に合わせて最適な工夫をすることです。
SEO対策はすぐに成果が出るものではありませんが、地道に設定・改善を続けていけば、確実に検索結果に反映されていきます。 まずは、できることから一つずつ実践していきましょう。
とはいえ、
「この設定で合っているのか不安」
「どう改善すればいいか具体的に知りたい」
そんなときは、プロの視点からサポートを受けることが近道になる場合もあります。
シースリーレーヴでは、Wixに特化したサイト制作やSEO改善のご相談も承っております。
WixサイトのSEOをもっと強化したい方や集客につなげたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!