企業ホームページの作り方完全ガイド|見やすく成果が出る構成・デザイン・事例を紹介
- シースリーレーヴ編集者
- 4月10日
- 読了時間: 22分

会社のホームページ、こんな悩みありませんか?
「うちのホームページ、なんだか古いし見づらい…」
「スマホで見ようとすると、文字が小さすぎて離脱されてそう」
「採用も問い合わせも全然こない…何がいけないんだろう?」
そんな悩みを抱えながら「企業 ホームページ」と検索されたあなたへ。
この記事では、初心者の方でもわかるように、企業ホームページの「構成」「デザイン」「事例」「改善ポイント」などをわかりやすく解説します。社内での提案資料やリニューアルの計画にも活かせる内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。
・企業の「顔」としての役割
・ブランディング・採用・集客すべてに直結
・SNSや広告だけでは届かない「信頼」の土台づくり
・全体構成と下層ページの違い
・ファーストビュー・導線・CTAの基本
・「誰に」「何を伝えるか」を軸に考える
1,情報が整理されていて迷わない
2,トンマナ(フォント・配色)が統一されている
3,スマホでも快適に閲覧できる(レスポンシブ対応)
4,余白やシンプルな設計で情報が引き立つ
5,視線誘導とCV導線がしっかりしている
6,CTAボタンが目立ち、行動しやすい
7,表示速度が速く、ストレスがない
・写真・動画・イラストの使い方と効果
・「感情」を動かすビジュアルとブランドの一致
・シズル感・達成感・ストーリー性のある演出とは?
・BtoB(例:キーエンス、インフキュリオン)
・BtoC(例:クラシコム、資生堂、マクドナルド)
・小売、EC(例:土屋鞄、ユニクロ)
・医療、介護(例:愛心病院、ALSOKジョイライフ)
・コンサル・士業(例:ROXX、スタートアップ税理士法人)
・表示速度・軽量化の工夫
・アテンション設計(情報の見せ方)
・SEOとアクセス解析(GA4・サーチコンソール活用)
・安全性を高めるSSL・セキュリティ対策
・ターゲットの明確化とカスタマージャーニー
・ページごとに1つの目的を設定する
・コンテンツを定期的に見直す・改善する
1,なぜ今、企業ホームページが重要なのか?

・企業の「顔」としての役割
会社の第一印象は、名刺でもパンフレットでもなく「ホームページ」で決まる時代。特に採用や取引先との関係づくりでは、「信頼できる企業かどうか」を見極める材料として、ホームページがじっくりチェックされます。
たとえば、あなたが取引先を探しているとして、ホームページが古く、スマホでは見づらく、情報も更新されていなかったらどうでしょうか?「ここはちゃんとしてる会社なのかな…?」と不安になりますよね。
だからこそ、今の企業ホームページには「企業の信頼性を伝えるメディア」としての役割が求められています。
この役割は、業種を問わず重要です。たとえば製造業なら、製品の品質や技術力を伝えるために、工場の様子や製品開発のこだわりを写真や動画で紹介すると効果的です。また、飲食店や小売店であれば、店舗の雰囲気や取り扱い商品のビジュアルを通して「このお店に行ってみたい」と思わせる力を持たせることができます。
つまり、企業の「第一印象」を左右するホームページは、訪問者の信頼を得るためのもっとも強力なツールのひとつなのです。
・ブランディング・採用・集客すべてに直結
企業ホームページは、ただの会社紹介ではありません。自社の魅力を正しく伝え、ファンや応募者、顧客を呼び込む“営業ツール”でもあります。
ブランディングでは「どんな想いでこの事業をしているか」「どんな価値観を大切にしているか」を発信する場として。採用では「社風」「働く人のリアルな声」を見せることで、共感してもらいやすくなります。
実際、採用サイトや企業ページを見て「この会社、雰囲気が良さそうだな」と感じて応募する人は多いのです。
また、BtoBビジネスでも、自社のポジショニングや競合との違いをわかりやすく伝えることで、営業担当者に代わってアプローチの第一段階を担うことができます。さらに、問い合わせフォームや資料請求ボタンなどを適切に設置すれば、ホームページが“24時間働く営業マン”として機能してくれるのです。
事業の成長にとって、ブランド価値を明確に発信し、信頼と共感を得て、次の行動につなげる。この一連の流れを支えるのが企業ホームページの役割です。
・SNSや広告だけでは届かない「信頼」の土台づくり
SNSや広告は瞬発力がありますが、情報が流れていってしまうもの。一方で企業ホームページは、常に安定して「信頼感」を届け続ける拠点になります。
SNS投稿は、見てもらえるタイミングが限られます。広告も予算をかければリーチは取れますが、一時的な集客に留まりがちです。ホームページはこれらとは違い、必要なときにいつでも訪問してもらえる「情報のベースキャンプ」として機能します。
「ホームページがしっかりしている=会社も信頼できそう」この印象があるかないかで、問い合わせや応募数は大きく変わります。
また、ホームページは企業の過去・現在・未来をすべて一元的に伝えられるメディアです。沿革、ビジョン、CSR、事業の全体像から細かい取り組みまでを網羅的に伝えることで、企業の誠実さや将来性を感じてもらいやすくなります。
だからこそ、今改めて“見やすくて信頼感のある企業ホームページ”が必要なのです。
企業の「顔」であり、ブランディングの起点であり、信頼の土台となる。
それが、現代の企業ホームページに求められている重要な役割です。
2,企業ホームページで失敗しないための構成づくりとは

・全体構成と下層ページの違い
ホームページは、建物でいえば設計図。全体の構成(トップページ、事業紹介、会社情報、採用、お問い合わせなど)を決めた上で、下層ページ(各サービスの詳細ページなど)を考えていきます。
全体構成は「会社として何を伝えたいか」「訪問者が何を求めているか」のバランスを取ることが大切です。
一方、下層ページは「その情報に興味を持っている人が、次のアクションに進みやすいかどうか」がポイント。
例えばサービス紹介ページなら、「サービスの流れ→料金→導入事例→よくある質問→お問い合わせ」など、ユーザーの不安を1つずつ解消してあげる設計がベストです。
・ファーストビュー・導線・CTAの基本
ファーストビューとは、ページを開いたときに最初に目に入る部分。ここで「何をしている会社か」が5秒以内に伝わらないと、多くの人は離脱してしまいます。
そのため、キャッチコピーや写真・動画で事業内容や強みを直感的に伝える工夫が必要です。
また、次のアクションにつながる導線も重要。たとえば「詳しく見る」「資料ダウンロード」「問い合わせる」などのボタン(=CTA)を適切な位置に置きましょう。見やすく、目立つデザインであることもポイントです。
・「誰に」「何を伝えるか」を軸に考える
構成を考えるうえで最も大事なのが「ペルソナ」と「目的」。
たとえば「採用強化が目的」なら、求職者に向けて「どんな会社か」「どんな人が働いているか」が伝わるページが必要です。
逆に「新規の見込み顧客がターゲット」なら、「サービスの信頼性」「導入のメリット」「実績紹介」などが大切になります。
なんとなく「とりあえず会社案内だけ作る」のではなく、誰に何を届けたいのか?を最初に決めることで、情報設計の精度がぐっと上がります。
3,見やすい企業ホームページのデザイン7つの特徴

1. 情報が整理されていて迷わない
ユーザーは「何がどこにあるのか」がパッと分からないと、すぐに離脱してしまいます。
そのため、見出しやレイアウトで情報をしっかり整理し、メニュー構成も直感的に理解できるようにしましょう。
たとえば
グローバルメニューを常時表示する
パンくずリストで現在地を示す
セクションごとに見出しを明確にする
こうした小さな配慮が「見やすさ」の印象を大きく変えます。
さらに、情報の階層が深すぎない設計や、サービスごと・ユーザーごとに入り口が分かれている構成など、「迷わせない工夫」を徹底することが大切です。ユーザーに“探す手間”をかけさせない設計が、ストレスのない体験を生み出します。
2. トンマナ(フォント・配色)が統一されている
トンマナ(トーン&マナー)とは、サイト全体のデザインの“雰囲気”を統一するルールのこと。
フォントの種類とサイズ
色の使い方(メインカラー・アクセントカラー)
写真やイラストのテイスト
これらがバラバラだと、雑多な印象になり「信頼感」を損ないます。
ブランドカラーに沿った配色で、優しい・力強い・洗練されているなど、自社のイメージに合った世界観を作ることが大切です。
特に中小企業やスタートアップは、「統一感があるだけで洗練された印象になる」というメリットを活かすと効果的です。余白・行間・画像の形状なども含め、細部の統一感が「見やすさ」につながります。
3. スマホでも快適に閲覧できる(レスポンシブ対応)
今や企業サイトの閲覧の半分以上はスマホから。だからこそ“スマホでの見やすさ”は必須条件です。
テキストサイズが読みやすいか
メニューが指で押しやすいか
横スクロールになっていないか
PCだけでなく、スマホやタブレットでもレイアウトが崩れない「レスポンシブデザイン」を取り入れることで、すべてのユーザーに快適な体験を提供できます。
特に、CTAボタンや問い合わせフォームなど、アクションにつながる要素がスマホでも使いやすくなっているかどうかは、コンバージョン率に直結します。ユーザーがスマホでも「操作しやすい」「読みやすい」と感じるかは、非常に重要です。
4. 余白やシンプルな設計で情報が引き立つ
情報を詰め込みすぎると、逆に読みにくくなってしまいます。
見出しと本文の間に余白を持たせる
1つの画面に1メッセージだけ表示する
文字や色を強調しすぎない
こうした“余白の美学”があると、読みやすく、洗練された印象になります。
特にBtoBサイトでは「真面目・堅実・プロフェッショナル」という印象を持たせるためにも、余白を活かした設計が効果的です。
5. 視線誘導とCV導線がしっかりしている
ユーザーがどこを見て、どう行動するか。これを意識した設計を「視線誘導」といいます。
左から右、上から下へ流れる視線に合わせて配置
「お問い合わせ」などのボタンを目立たせる
重要情報は上部に集約する
目線の動きに沿ってナビゲートすることで、迷わせずに次の行動へつなげやすくなります。
また、視線を止める要素(画像や余白)と、視線を動かす要素(矢印・カラー・CTA配置)をバランスよく使うことで、「自然に行動したくなる」レイアウトになります。
6. CTAボタンが目立ち、行動しやすい
問い合わせ、資料請求、エントリーなどの「CTA(行動喚起)」ボタンは、目的達成のための要です。
色やサイズで目立たせる
ユーザーの不安を解消する文言(例:無料で相談できます)
常時表示するフローティングボタン
「押しやすく、わかりやすく、行動したくなる」ボタン設計を心がけましょう。
また、スマホではCTAが下部に固定されているだけで、問い合わせ率が数倍になることもあります。CVを増やしたいなら、CTAの設計と配置は徹底的にこだわるべきです。
7. 表示速度が速く、ストレスがない
サイトが重くて開かないと、それだけでユーザーは離脱します。
画像の圧縮
不要なスクリプトの削除
キャッシュの活用
こうした基本的な高速化対策をするだけで、SEOにも良い影響があります。
特にスマホユーザーにとって“速さ”は大きなストレス要因。表示速度も「見やすさ」の重要な要素の一つです。
また、Googleが提供する「PageSpeed Insights」や「Lighthouse」などの無料ツールを活用し、自社サイトのスピードを定期的にチェック・改善することをおすすめします。
4,企業の魅力を伝えるビジュアル設計のコツ

・写真・動画・イラストの使い方と効果
文字だけのホームページでは、ユーザーに伝わる情報量が限られてしまいます。そこで、写真や動画、イラストといったビジュアル要素が大活躍します。
「どんな人が働いているか」が伝わる人物写真
商品の使い方や空気感が分かる短い動画
やわらかさや信頼感を演出するイラスト
これらを効果的に取り入れることで、パッと見ただけで企業の雰囲気や価値観が伝わります。
特にトップページや採用ページでは、「実際に働く人」や「オフィスの風景」「顧客とのやり取りの様子」など、“リアルさ”のある素材が信頼を高めてくれます。
・「感情」を動かすビジュアルとブランドの一致
人の心を動かすのは、理屈よりも“感情”です。ビジュアルで「楽しそう」「安心できそう」「かっこいい」と感じてもらえると、それだけで企業への印象はグッと良くなります。
ただし、ここで大切なのは「ブランドのイメージと一致しているか」という点。
誠実さや安心感を大切にするなら淡い色調で落ち着いた写真
ベンチャーらしさを出したいならエネルギッシュな人物写真や動きのある動画
このように、ブランドの個性や提供価値に合わせたビジュアル設計を心がけましょう。
・シズル感、達成感、ストーリー性のある演出とは?
「シズル感」とは、商品やサービスの魅力が“五感”に訴えかけてくるような感覚のこと。
飲食業ならおいしそうな料理写真、住宅業ならモデルルームの温かい照明の写真、フィットネスジムなら汗をかいたあとの爽快感など、具体的なシーンを切り取ることで、訪問者に「自分が使ったときのイメージ」を想起させます。
また、ユーザーの「ビフォー・アフター」や「サービスを通じた変化」が見えるストーリー構成も非常に有効です。
《導入前の課題 → サービス利用 → 成功事例》
こうしたストーリーをビジュアルでも演出することで、共感や納得感を高めることができます。
5,【業種別】参考になる企業ホームページ事例
企業のホームページといっても、業種やターゲットによって「見せ方」や「伝えるべき内容」は変わってきます。
ここでは、実際に参考になる企業サイトを業種別に紹介していきます。
構成・デザイン・コンテンツなど、ぜひ自社に合ったヒントを見つけてください。
・BtoB
キーエンス

インフキュリオン

FinTech領域をリードする同社は、スタイリッシュでモノクロベースのデザインを採用。動画背景とタイポグラフィが調和し、先進性と信頼性を同時に伝えています。事業の複雑性をシンプルに見せる工夫も参考になります。
・BtoC
クラシコム

資生堂

美容情報を軸にしたポータル型サイトで、検索バーやタグ機能が充実。それぞれの商品のテーマカラーが自然にデザインに馴染んでおり、ユーザーが直感的に目的の情報へ辿り着ける構造になっています。
マクドナルド

・小売・EC
土屋鞄製造所

ユニクロ

・医療・介護
愛心メモリアル病院

ALSOKジョイライフ

・コンサル・士業
株式会社ROXX

スタートアップ税理士法人

6,ユーザーが離脱しない!裏側で差がつくホームページの工夫
表面的なデザインが整っているだけでは、本当に成果の出る企業ホームページにはなりません。なぜなら、ユーザーが実際に「ストレスなく閲覧できるか」「知りたい情報にたどり着けるか」「安心して問い合わせできるか」といった裏側の体験が、満足度や信頼感に直結するからです。
このセクションでは、ユーザーが離脱しないために欠かせない、技術的・設計的な工夫について詳しく解説します。これらの要素は、訪問者の“無意識の判断”に大きく影響しており、差がつくポイントとなります。
表示速度・軽量化の工夫
「ページの表示に3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱する」──
これはGoogleの調査によって明らかになっているデータです。
企業ホームページでも、この表示スピードは非常に重要な指標です。特にスマートフォンからのアクセスが主流となっている現在、軽量でサクサクと表示されることは“見やすさ”の大前提とも言えます。
表示速度を改善する具体的な方法
画像をWebPやAVIFなどの軽量フォーマットに変換し、圧縮率を高める
JavaScriptやCSSの読み込みを遅延させる(Lazy Load、Defer属性の活用)
使用していないプラグインやスクリプトを削除し、コードを整理
CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を導入して、世界中どこからでも高速表示を実現
キャッシュ設定を最適化し、再訪問時の表示速度を改善
また、表示速度の改善はSEOにも直結します。Googleの検索順位を決める「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)」にも速度指標が含まれており、検索流入数を高める上でも重要です。
アテンション設計(情報の見せ方)
ユーザーは、情報が整然としておらず、視線誘導がうまくいかないページでは、必要な情報にたどり着けず離脱してしまいます。そこで求められるのが「アテンション設計」。これは、訪問者の関心を集め、スムーズにページ内を誘導するための設計技術です。
アテンションを引きつける具体的な施策
ファーストビューでページの主旨を明示し、目線をキャッチする
セクションごとに情報を区切り、見出しやアイコンで整理
「重要」「おすすめ」「よく読まれている」などのタグを設置して、注目情報を明確にする
スクロール率が下がるタイミングで、視覚的変化(色・余白・アニメーションなど)を加える
特に、導線が複雑なサイトでは「次にどこへ進めば良いか」を視覚的にガイドしてあげる工夫が大切です。ユーザーに“考えさせない”設計こそ、離脱を防ぐ鍵となります。
SEOとアクセス解析(GA4・サーチコンソール活用)
どんなに素晴らしいデザインや構成でも、そもそもユーザーに見つけてもらえなければ意味がありません。ここで重要になるのがSEO(検索エンジン最適化)です。
SEOで押さえておくべき基本施策
ページタイトルやメタディスクリプションに、検索キーワードを自然に含める
alt属性(画像の説明テキスト)を設定し、画像検索にも対応
URLを簡潔にし、サイト構造を論理的に整理
見出しタグ(h1、h2など)で文章の構造を明示
スキーママークアップなどの構造化データを使い、リッチリザルトを狙う
また、SEO対策は“やって終わり”ではなく、継続的な分析と改善が不可欠です。
Googleアナリティクス4(GA4)やGoogleサーチコンソールを活用して、次のような点を確認しましょう
どのキーワードで流入があるか?
どのページの離脱率が高いか?
ユーザーがよく利用しているデバイスや地域は?
これらのデータをもとに改善施策を回していくことで、ホームページは常に最適化された状態を保つことができます。
安全性を高めるSSL・セキュリティ対策
信頼できる企業ホームページの条件として、今や「セキュリティ対策」は欠かせません。ユーザーは、無意識にそのサイトの安全性を評価しています。
もしURLが「http」になっていたり、ブラウザ上で「保護されていない通信」と表示されていたら、それだけで信用を失ってしまいます。
セキュリティ対策の具体例
SSL証明書を導入し、常時「https」で通信を保護
問い合わせフォームにreCAPTCHAや入力チェック機能を追加
管理画面やサーバーのパスワードを複雑化し、定期的に変更
定期的にCMSやプラグインをアップデートし、脆弱性を回避
アクセスログを分析して、不正アクセスを早期検知
特にBtoBサイトの場合、顧客企業がセキュリティ面を重視するケースが多いため、「信頼できる取引相手」として認識されるためにも、見えない部分での対策が必要不可欠です。
技術的な部分は「裏方」のように見えますが、ユーザーの満足度や成果を大きく左右する、重要な基盤です。
美しいデザインに加え、「速い・わかりやすい・安全」といった要素がそろって初めて、ユーザーが“離れず、動いてくれる”ホームページになります。
7,見やすく成果の出る企業ホームページを作るために

ここまでで、企業ホームページに求められる「構成」「デザイン」「技術面の工夫」について幅広く見てきました。ただ、実際にホームページをリニューアル・改善する際には、“どこから手をつけるか”が肝心です。
この章では、成果につながる企業ホームページをつくるために押さえておきたい3つの視点をご紹介します。設計の土台となる考え方から、運用フェーズでの継続改善まで、実践的なノウハウをお届けします。
ターゲットの明確化とカスタマージャーニー
ホームページは「誰に何を伝えるか」が命です。よくある失敗例として、「とりあえず会社の情報を詰め込んだだけ」というサイトがあります。しかし、それではユーザーの心には届きません。
まず大切なのは、ペルソナ(=理想的なユーザー像)を明確にすること。企業のビジネスモデルや業種によって、狙うべきターゲット層は異なります。
ペルソナの例
中小企業の経営者:課題はコストや信頼感。導入事例や料金表が重視される。
新卒・中途の求職者:職場の雰囲気や社員インタビューに関心が強い。
技術系の購買担当:製品のスペックや機能、導入までの流れが重要。
こうしたターゲットごとに、「どのタイミングで」「どの情報が必要か」を考え、カスタマージャーニーを描いてみましょう。
例:法人向けサービスの場合のカスタマージャーニー
検索エンジンで課題解決方法を探す
ホームページに訪問し、事業内容を確認
導入実績や料金をチェック
その後、問い合わせフォームや資料請求に進む
このようなストーリーを想定して、ページ構成や導線設計を行うことで、ユーザーの行動を自然に誘導できます。
ページごとに1つの目的を設定する
「わかりやすく、迷わせない」ホームページ設計の基本は、“1ページ1メッセージ”です。複数のテーマやアクションを詰め込みすぎると、ユーザーは迷い、離脱しやすくなります。
ページ設計の具体例
トップページ:会社の全体像や主要サービスへの導線を見せる
サービス紹介ページ:導入の流れ・実績・料金などを丁寧に解説
採用ページ:社員の声、職場風景、募集要項、応募フロー
お問い合わせページ:フォームの入力しやすさや導線の工夫
各ページには「目的」と「アクション(CTA)」を明確に設定しましょう。
CTA例
サービスページ:「資料をダウンロード」「無料相談を申し込む」
ブログ記事:「関連する事例を見る」「お問い合わせする」
行動ボタンの文言、配置、色などを最適化することで、コンバージョン率は大きく向上します。
コンテンツを定期的に見直す・改善する
ホームページは「作って終わり」ではありません。ユーザーのニーズ、検索トレンド、業界の動向などに合わせて、定期的にアップデートしていくことが重要です。
見直すべき主なポイント
検索流入が減っていないか?(サーチコンソールで確認)
離脱率が高いページはどこか?(GA4やヒートマップで分析)
コンテンツが古くなっていないか?(料金、実績、社員紹介など)
競合と比較して情報の網羅性や魅力に差が出ていないか?
定期更新のアイデア
月1回のブログやコラム投稿(SEO・最新情報の発信)
半年に1回の実績や社員紹介の更新
フォームやCTAのABテストによる改善
更新頻度の高いサイトは、検索エンジンにも“アクティブ”な印象を与え、SEO評価も高まりやすくなります。
また、ユーザーにとっても「最新情報がある=運用がしっかりしている=信頼できる会社」という印象につながります。
見た目だけでなく、設計や運用の視点を取り入れることで、ホームページは“会社の成長を支える資産”に変わります。
8,まとめ|ユーザー目線×ビジュアル×構成が成功のカギ
企業ホームページは、単なる会社案内ではありません。それは「ユーザーと最初に出会う場所」であり、「信頼を得る起点」であり、最終的には「成果を生み出すデジタル営業拠点」です。
本記事では、そんな企業サイトを“見やすく、信頼され、行動されるサイト”にするために、構成、デザイン、事例、ビジュアル設計、技術的な土台、そして運用の視点まで、多角的に解説してきました。
本記事の要点まとめ
ホームページは、企業のブランディングと信頼構築の出発点
成果につながるには、ユーザー目線の構成設計と動線づくりが不可欠
デザインは「見やすさ」と「行動しやすさ」が鍵
ビジュアルは“感情を動かす力”でブランドの魅力を高める
業種ごとの事例から、自社に合った表現や導線を学べる
裏側の高速表示、SEO対策、安全性が離脱防止と評価アップに直結
成果を出すには「ターゲット設計」「目的の明確化」「継続改善」が必須
「今の会社サイト、古くてスマホでは読みにくい」
「なかなか問い合わせや応募が来ない」
「何から始めたらいいのか分からない」
このような悩みをお持ちの方は、まずは次の3点を整理してみてください。
誰に伝えるのか?
何を伝えたいのか?
どう行動してもらいたいのか?
この3つが定まると、ホームページのあるべき姿がぐっとクリアになります。
そして、それをどう形にしていくかは、社内だけで抱え込まず、専門の制作会社と連携して進めることで、よりスムーズで効果的な成果が得られるはずです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!