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ホームページ制作の流れとは?開発初心者にもわかりやすく全工程と成功のためのポイントを徹底解説

  • 執筆者の写真: シースリーレーヴ編集者
    シースリーレーヴ編集者
  • 8月6日
  • 読了時間: 11分

更新日:8月22日

「ホームページを作りたいけれど、何から始めればいいかわからない…」「制作会社に依頼したいが、どんな流れで進むのか事前に知っておきたい」そんなお悩みをお持ちではありませんか?


ホームページ制作は、ただ見た目を整えるだけでなく、目的の明確化から設計・デザイン・実装・公開後の運用までを見据えて進める必要があります。しかし、工程ごとの役割や注意点を知らずに進めてしまうと、時間やコストがかさむだけで、成果につながらないケースも少なくありません。


この記事では、初めての方でも安心して取り組めるよう、ホームページ制作の流れを5つのステップに分けてわかりやすく解説します。さらに、よくある失敗例とその回避策、制作を成功させるためのポイントまで丁寧にご紹介しています。


「納得のいくホームページをつくりたい」「成果につながるサイトを目指したい」そんな方はぜひ最後までご覧ください。


目次


1. ホームページ制作の流れを把握する重要性

1. ホームページ制作の流れを把握する重要性

ホームページ制作は、単に「見栄えの良いサイトを作る」だけでは意味がありません。 本来の目的は、ビジネスの成果に直結する戦略的なサイトを構築することです。

たとえば、問い合わせを増やしたい、採用を強化したい、認知度を高めたいなど、企業によってサイトの役割は異なります。 こうした目的を達成するには、ただデザインや機能を整えるだけでなく、戦略立てから公開後の運用までを見通した“全体の流れ”を把握しておくことが不可欠です。

制作の流れを理解していないと、次のような失敗を招きやすくなります:

  • 訴求ポイントがずれたサイトになってしまう

  • 途中で要望が変わり、スケジュールや予算が大幅に狂う

  • 運用フェーズで改善ができず、結果が出ない

特に、制作会社に依頼する場合は、発注側が工程を理解しているかどうかで、プロジェクトの進行スピードと完成度が大きく変わることも少なくありません。

この記事では、ホームページ制作の一般的な流れに加えて、失敗しないための注意点や実践的なアドバイスも交えながら、各ステップを丁寧に解説していきます。



2. ホームページ制作の全体フロー【全5ステップ】

2. ホームページ制作の全体フロー【全5ステップ】

ホームページ制作は、以下の5つのステップに分かれて進みます。

  1. 企画・要件整理

  2. 設計(情報設計・コンテンツ企画)

  3. デザイン制作

  4. 実装(コーディング・システム構築)

  5. 公開・運用

それぞれのステップは独立しているわけではなく、前段階での準備が次の工程の質に大きく影響します。

たとえば、企画が曖昧なまま進めてしまうと、設計で迷いが生じたり、デザインに統一感がなくなったり、公開後に思った成果が出なかったりします。 だからこそ、各工程をしっかりと理解し、スムーズに連携して進めることが重要なのです。



3. 【STEP1】企画・要件整理|目的とターゲットの明確化

3. 【STEP1】企画・要件整理|目的とターゲットの明確化

ホームページ制作の第一歩は、「なぜこのサイトを作るのか?」という目的の明確化です。

多くの企業が陥るのが、「とりあえず今っぽいデザインでリニューアルしたい」「社内から更新しやすくしたい」といった、漠然とした理由で制作をスタートしてしまうことです。 しかし、それでは完成後に「何のために作ったのか分からないサイト」になってしまいがちです。


まずは以下のポイントを明文化しましょう。

  • サイトの目的(例:お問い合わせ数の増加/ブランド認知の向上/採用エントリー強化)

  • 達成すべき目標(例:月間○件の問い合わせ/滞在時間の向上)

  • ターゲット像(具体的なペルソナ設定)


ペルソナは「30代の営業職の男性」「自営業の女性でスマホ中心に情報収集」など、実在するかのような詳細な人物像まで落とし込むと、その後のコンテンツ設計やデザインの軸が定まりやすくなります。

さらにこの段階では、以下のような調査・準備をしておくと、スムーズに進行できます:

  • 競合サイトの調査(UI/UX、機能、訴求軸など)

  • 自社が持つ資料・写真・動画などの棚卸し

  • 制作の予算とスケジュール感の共有


これらを整理することで、依頼先との認識ずれを防ぎ、「思っていたのと違う…」という失敗を未然に防ぐことができます。



4. 【STEP2】設計|ユーザー体験とサイト構造の設計

設計フェーズでは、「どういう構成で、どの情報を、どう見せるか」を考えます。 この工程は、見た目以上にビジネス成果に直結する重要なステップです。


サイトマップの設計

どんなページが必要で、それぞれどのような目的を持つのかを整理します。 例えば以下のようにページ構成を設計します:

  • トップページ:第一印象、導線のハブ

  • サービス紹介ページ:信頼性とメリットの訴求

  • 実績紹介:具体的な成果で納得感を

  • お問い合わせページ:ハードルを下げるUI設計


ワイヤーフレームの制作

ワイヤーフレームとは、各ページにどんな情報を、どの順番で、どのレイアウトで配置するかを決める“設計図”です。

情報の優先度を整理し、ユーザーがストレスなく目的を達成できるよう導線を設計します。

また、ターゲットが使うデバイスや閲覧時間帯、検索ワードなどを想定して、ユーザーシナリオやカスタマージャーニーも設計できるとベストです。



5. 【STEP3】デザイン制作|見た目以上に「伝わる」デザインを

設計に基づいて、いよいよビジュアルデザインに入ります。 この工程では「かっこいいデザイン」よりも、「伝わるデザイン」を目指すことが重要です。


デザインコンセプトの策定

  • ブランドイメージに沿って統一感を出す

  • ターゲットに合ったトーン(信頼/親近感/高級感など)を設定

  • フォントや配色、ボタンの形状なども目的に応じて設計


素材の準備と著作権の確認

必要な写真・イラスト・グラフ・アイコンなどを揃えます。 社内資料の流用だけでなく、プロによる撮影や素材購入も検討しましょう。


レスポンシブ対応

PCだけでなく、スマホでも見やすく・使いやすいレイアウト設計が必須です。 ファーストビューの最適化や、指での操作性にも配慮します。

一貫した世界観と、UI/UXの使いやすさが両立されてこそ、成果につながるデザインになります。



6. 【STEP4】実装・テスト|機能と表示の品質を担保する工程


デザインが決定したら、Webサイトとして機能するようコーディング・システム開発を行います


フロントエンド実装

HTML、CSS、JavaScriptでデザインをWebページとして構築します。 ここでは、動きやアニメーションの演出、SEOに強い構造化マークアップも重要です。


バックエンド構築(CMS・フォーム)

WordPressなどのCMS構築や、お問い合わせフォーム、会員機能などを組み込みます。 インフラ面(サーバー、SSL、ドメイン設定など)も含めて技術的な実装を行います。


動作テスト

  • 全ブラウザ/スマホ表示の確認

  • フォームの送信確認

  • 表示速度のチェック

  • セキュリティチェック(簡易的な脆弱性確認など)

このテスト段階で不具合が多いと、リリース後の信頼性やSEOにも悪影響が及びます。 プロジェクト全体の信頼を担保する最終チェック工程と考えて、慎重に進めるべきステップです。



7. 【STEP5】公開・運用スタート|成果を出すための第一歩

すべての工程を終えたら、いよいよWebサイトを公開します。 ただし、「公開=完成」ではなく、ここからが成果を伸ばすためのスタート地点です。


公開時の対応

  • 最終チェック後のサーバーアップロード

  • ドメイン紐付けとSSLの確認

  • Google Analytics/Search Consoleの導入

  • SNSやメルマガでの告知


運用で重要なこと

  • 定期的な情報更新(お知らせ、事例など)

  • アクセス解析から課題抽出

  • コンテンツSEOによる集客施策

  • 表示速度やセキュリティ対策の継続


Webサイトは「作って終わり」ではなく、継続的に改善し育てていくものです。 成果が出ていない場合も、アクセス解析やヒートマップなどを使って改善していけば、効果は大きく変わってきます。


8. よくある失敗とその回避法【事前に防ぐための実践知】

8. よくある失敗とその回避法【事前に防ぐための実践知】

ホームページ制作では、プロジェクトを進める中で多くの企業が似たような失敗を繰り返しています。 そのほとんどが、「流れを正しく理解していなかった」「段取り不足」「コミュニケーション不足」といった事前に防げた問題です。

ここでは、よくある失敗とその回避法を5つ紹介します。


1. 目的が曖昧なまま制作を進めてしまう

失敗の背景 「とりあえず今のサイトが古いから」「周囲もリニューアルしているから」というように、明確な目標がないままスタートするケースは意外と多く見られます。


起こる問題 ・完成したものが誰に何を伝えたいのか不明確なサイトになる ・目標が定まっていないため、制作会社とのやりとりが迷走する ・完成後の振り返りや改善がしづらい


回避方法 ・「お問い合わせを月20件以上に増やす」「採用エントリーを前年比150%に」など、達成基準を数値で明確にする ・ペルソナやユーザー行動フローをあらかじめ設計する ・初期のヒアリングで目的と目標を文章化し、関係者間で共有しておく



2. 関係者の意見がまとまらず、途中でブレる

失敗の背景 営業部、マーケティング部、経営陣など、複数の部署が口を出し始めると、目的や方向性がブレて収拾がつかなくなることがあります。


起こる問題 ・修正指示が二転三転し、制作スケジュールが大幅に遅れる ・完成したサイトが「誰にも刺さらない」内容になってしまう ・見積もり外の修正が続出し、予算オーバー


回避方法 ・プロジェクトマネージャーなど、社内の決裁者・連絡窓口を明確にして一本化する ・目的やKPIをもとに、すべての判断基準を共有する ・初回の打ち合わせで関係者の意見を洗い出し、調整ルールを設ける



3. デザイン優先でユーザー体験(UX)を軽視する

失敗の背景 「見た目重視」で進行してしまい、ユーザーの使いやすさや情報設計が二の次になってしまうパターンです。

起こる問題 ・見栄えは良くても、ユーザーが目的の情報にたどり着けない ・スマホでの閲覧性が悪く、直帰率が高くなる ・CTAボタンやお問い合わせフォームが埋もれてしまい、成果が出ない

回避方法 ・設計段階でカスタマージャーニーやユーザーシナリオを作成する ・ワイヤーフレーム時点でUI/UX視点を取り入れる ・デザイン案はターゲットにフィットしているかを基準にチェックする



4. 要件の追加や変更により、予算が大幅に膨らむ

失敗の背景 初期要件が曖昧なまま進行し、「やっぱりこの機能もほしい」「このページも追加したい」と次々に要望が増えていくケースです。

起こる問題 ・見積もりの2倍以上の費用になることもある ・スケジュールがずれ込み、公開時期が後ろ倒しに ・制作会社との関係がぎくしゃくする

回避方法 ・初回の要件定義で「やりたいこと」と「必要最低限」をしっかり分類する ・機能やページごとに優先順位(Must / Want / Option)をつける ・追加要望が出た場合は、見積もりと工数への影響を確認し、合意の上で進める



5. 公開後の運用計画がなく、放置されてしまう

失敗の背景 「とにかく公開すること」がゴールになってしまい、その後の運用や改善体制が未整備なケース。

起こる問題 ・情報が古くなり、ユーザーからの信頼を失う ・検索順位が落ち、アクセスが減少する ・担当者が不在になると、更新が滞る

回避方法 ・誰がどのページを更新するかを事前に役割分担する ・Googleアナリティクスなどでアクセスを可視化し、改善を継続 ・保守運用を外部委託し、専門チームと連携して育てる運用体制を整備



制作を成功させるための心構え

ホームページ制作の多くのトラブルは、「事前の準備」と「段取り」で防げます。 また、発注側が「何を求めていて、どんな制約があるのか」を明確にしておけば、制作側との信頼関係も構築しやすくなります。

とくに初めてのサイト制作やリニューアルの場合は、社内だけで判断せず、制作会社としっかりコミュニケーションを取りながら進めることが成功への近道です。


まとめ|成果につながるホームページ制作は「流れ」の理解から

ホームページ制作は、単なるデザイン作業ではなく、目的に沿った戦略的プロセスが重要です。 企画・設計・デザイン・実装・運用という一連の流れを正しく理解し、段階ごとに必要な判断と準備を行うことで、効果的なサイトが完成します。

とくに、「誰に・何を・どう伝えるか」を明確にすることで、デザインや機能もブレずに進めることができ、成果の出やすいサイトにつながります。

公開がゴールではなく、運用・改善を続けて初めて本当の価値が発揮されるという意識も大切です。

制作に不安がある場合は、信頼できるパートナーに相談しながら進めるのも一つの手段です。 正しい流れを押さえることが、ホームページ成功の第一歩です。


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執筆者

シースリーレーヴ​編集部

Bubble・Flutterflowの開発実績日本最大級​!ノーコード・ローコードの受託開発だからこそできるマーケティングをご提案するシースリーレーヴの編集部です。

 

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