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コーポレートサイトとは?コーポレートサイトを作成する目的やメリット、作成する際の注意点まで徹底解説

  • 執筆者の写真: シースリーレーヴ編集者
    シースリーレーヴ編集者
  • 7月31日
  • 読了時間: 14分

更新日:8月22日

コーポレートサイトとは、「何をしている企業なのか」を伝えるWebサイトです。

以前はコーポレートサイトだけで、情報発信する企業が多くありました。しかし現在は、1つの企業でもコーポレートサイト、サービスサイト、採用サイト、ECサイトと目的・ターゲットに応じて別々のサイトが立ち上げられるようになっています。

この記事では、「コーポレートサイト」の目的やメリット、掲載すべき情報等を解説します。さらに、「自社にはどんな情報が必要なのか?」まで分かるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!



目次

2-1. サービスサイトとの違い

2-2. 採用サイトとの違い

2-3. ECサイトとの違い

2-4. オウンドメディアとの違い

3-1. 信頼性の確保と社会的信用の可視化

3-2. ブランドイメージの形成と他社との差別化

3-3. ステークホルダーごとの適切な情報提供

3-4. 自社のWeb資産を束ねるハブ(中心)としての役割

4-1. 会社概要(企業情報)

4-2. 経営理念・ビジョン・沿革

4-3. 事業内容・サービス紹介

4-4. 実績・導入事例・顧客の声

4-5. 採用情報(リクルートページ)

4-6. IR・CSR・SDGsへの取り組み

4-7. お問い合わせ・資料請求フォーム

4-8. よくある質問(FAQ)

5-1. STEP1:目的とターゲットを明確にする

5-2. STEP2:掲載するコンテンツの棚卸し・設計

5-3. STEP3:サイト構成図・ワイヤーフレーム作成

5-4. STEP4:デザイン制作・ビジュアル設計

5-5. STEP5:実装(コーディング)とCMS設定

5-6. STEP6:公開・運用・改善



1. コーポレートサイトとは?コーポレートサイトの目的について解説

1. コーポレートサイトとは?コーポレートサイトの目的について解説

コーポレートサイトとは、企業が自社の存在を明確に伝えるために運営する、企業情報の中核を担うWebサイトのことです。いわば「企業の名刺」としての役割を果たし、訪問者に対して「この企業はどんな会社か?」「どんな理念で、どんな事業をしているのか?」を伝える役割を担います。

名刺やパンフレットと違い、Webを通じて世界中からアクセスできるのが大きな特徴で、信頼性のある企業であることを証明する意味でも欠かせません。BtoB企業やスタートアップ、地方企業でも、オンラインでの情報発信が欠かせない時代において、コーポレートサイトとは企業ブランディングの出発点とも言える存在です。


2. コーポレートサイトと他のサイトとの違いは?

2. コーポレートサイトと他のサイトとの違いは?

企業が持つWebサイトには、さまざまな目的があります。ここでは、コーポレートサイトとよく混同されがちな以下のサイトとの違いを見ていきましょう。


サービスサイトとの違い

サービスサイトは、自社商品やサービスの内容を詳しく紹介し、コンバージョン(問い合わせ・資料請求・購入)を目的としたサイトです。一方、コーポレートサイトとは、企業全体の紹介を主軸とし、会社としての信頼感や実績を伝えるのが目的です。


採用サイトとの違い

採用サイトは、求職者に向けて企業の魅力を伝えるための専門サイトです。仕事内容や社風、社員インタビューなどを掲載します。コーポレートサイトにも採用情報を掲載できますが、ターゲット特化型の採用サイトとは訴求の仕方が異なります。


ECサイトとの違い

ECサイトは、商品を販売するためのWebサイトです。コーポレートサイトとは目的が大きく異なり、ECサイトは「売る」、コーポレートサイトは「伝える」が主目的です。


オウンドメディアとの違い

オウンドメディアは、企業が自ら所有し、情報発信を行うWebメディア。ブログやコラム形式で、潜在層へアプローチします。コーポレートサイトと連携することで、集客やブランディング強化に効果を発揮します。


3.コーポレートサイトの主な目的と企業にもたらすメリット

コーポレートサイトの主な目的と企業にもたらすメリット

コーポレートサイトとは、単なる会社紹介ページではなく、「企業の信頼・ブランド・情報発信の基盤」となる存在です。 現代の企業活動では、営業活動・採用・資金調達・PRすべてにおいてWebの役割が大きくなっています。その中心に位置するのがコーポレートサイトです。

この章では、企業がコーポレートサイトを運用することで得られる代表的な4つのメリットを、具体的に解説します。



1. 信頼性の確保と社会的信用の可視化

引先、顧客、求職者、投資家など、誰もがまず企業名を検索し、「どんな会社なのか」=コーポレートサイトをチェックします。

その際、公式サイトがなかったり、見た目が古くスマホ対応もされていなかったりすると、それだけで「この会社は信頼して大丈夫だろうか?」という不安につながります。

逆に、しっかりと整備されたコーポレートサイトがあることで以下のような効果が得られます。

  • 企業概要・沿革・所在地などの基本情報によって安心感を与える

  • 公開実績や導入事例によって実力・経験値を伝えられる

  • セキュリティポリシーやプライバシー保護体制の明記で、企業としての法令遵守意識を示せる

信頼される企業には「信頼されるだけの情報発信」が備わっている、その拠点こそがコーポレートサイトなのです。



2. ブランドイメージの形成と他社との差別化

コーポレートサイトとは、企業のビジョン・価値観・文化を体現する重要なメディアです。

文字・写真・レイアウト・配色など、あらゆる要素が企業イメージを視覚的に伝える要素となります。

たとえば:

  • スタートアップなら未来志向・スピード感のあるトーン

  • 老舗メーカーなら信頼・安心感をベースにした落ち着いた設計

  • サステナビリティを重視する企業なら、環境配慮や社会貢献の取り組みを強調

こうしたブランド性は、顧客だけでなく、求職者や投資家にもポジティブな印象を与えます。

さらにSNSや広告でどれだけ発信しても、最終的には「本拠地」としてコーポレートサイトに流入してきます。そのため、第一印象=信頼とブランドの根幹といっても過言ではありません。



3. ステークホルダーごとの適切な情報提供

企業は顧客だけでなく、以下のような多様なステークホルダーを抱えています:

  • 投資家・株主(IR情報)

  • 求職者(採用情報)

  • 取引先・協力会社(企業実績・事業内容)

  • メディア(プレスリリース)

  • 行政・自治体(CSR活動)

コーポレートサイトとは、それらステークホルダーごとに「求められる情報を的確に届ける役割」を担うツールでもあります。

たとえば、IRページには財務諸表や決算資料、株主向けメッセージを、採用ページには働く人のインタビューや職種別の業務紹介などを設けることで、それぞれの関係者に「伝えるべきこと」を過不足なく伝えることができます。



4. 自社のWeb資産を束ねるハブ(中心)としての役割

今では多くの企業が、以下のように複数のWebサイトを運営しています。

  • サービスサイト(商品ごとの詳細紹介)

  • ECサイト(オンライン販売)

  • 採用サイト(リクルート専用)

  • オウンドメディア(情報発信・SEO対策)

これらの拠点をつなぐ「ナビゲーションセンター」のような役割を果たすのがコーポレートサイトです。言い換えるなら、すべてのWeb活動の起点(ハブ)

適切な導線設計により、訪問者を迷わせず、目的のページへ自然に誘導することができます。また、企業名検索でアクセスされやすい特性を活かし、各サイトへ分かりやすく誘導できる設計は、ユーザー体験の向上にも直結します。



コーポレートサイトがない企業は、信頼を損なう時代に

近年では「名刺にURLが書いていない企業は怪しい」「採用活動をしているのにコーポレートサイトがないのは不安」といった声も増えています。 また、Web広告や営業活動で興味を持ってもらっても、最終的な信頼の確認はコーポレートサイトで行われます。

つまり、コーポレートサイトとは「企業活動すべての土台」であり、デジタル社会において持っていないことがリスクとなり得る時代になっています。


コーポレートサイトに入れるべきコンテンツとその役割

コーポレートサイトに入れるべきコンテンツとその役割

コーポレートサイトとは、企業の信用・魅力・実績を総合的に伝える場です。しかし、ただ会社情報を並べただけでは不十分であり、「誰に、何を、どのように」伝えるかが非常に重要です。

ここでは、効果的なコーポレートサイトに欠かせないコンテンツと、その役割について詳しく解説します。



1. 会社概要(企業情報)

企業名・代表者・所在地・設立年・資本金・従業員数・事業所一覧・主要取引先など、いわゆる「基本情報」は信頼獲得の第一歩です。

特にBtoB取引や採用活動では、相手がどのような会社であるかを正確に把握することが前提となります。情報が古い、または不足していると、それだけで信頼性が損なわれてしまいます。

「まずは公式情報を確認したい」というユーザーの心理に応えるため、会社概要は誰にとっても見やすく・分かりやすく整理されている必要があります。



2. 経営理念・ビジョン・沿革

企業の理念や長期ビジョンは、ブランドイメージの核を担う要素です。

  • 「どんな社会課題を解決したいのか」

  • 「企業として何を大切にしているのか」

  • 「これまでの歩みと今後の展望は?」

これらを丁寧に言語化することで、企業への共感や信頼が深まり、求職者・パートナー・投資家の心に届くコンテンツになります。

沿革については、創業からのストーリーや成長フェーズを年表形式で見せると、企業の実績や持続性をアピールできます。



3. 事業内容・サービス紹介

自社が提供している事業やサービスを、ターゲット別・業界別・課題別などの視点で分かりやすく分類・紹介することが大切です。

単なる羅列ではなく、「誰のどんな課題をどう解決できるのか」という観点で説明を加えると、訪問者の理解が格段に深まります。

また、具体的な活用シーンや導入メリットを図解や図表で紹介することで、BtoBでもBtoCでもコンバージョン率が上がりやすくなります。



4. 実績・導入事例・顧客の声

「どのような企業とどんな取引をしているか」は、信頼性の大きな裏付けになります。とくに新規顧客の獲得や採用において、「選ばれている企業である」ことの証明は極めて有効です。

  • 導入事例(企業名・課題・解決方法・成果)

  • 顧客の声(インタビュー・評価コメント)

  • メディア掲載歴・表彰・認定実績

などを具体的に掲載しましょう。数値・写真・第三者コメントを組み合わせると、説得力が一気に高まります。



5. 採用情報(リクルートページ)

求職者にとって、コーポレートサイトとは「その企業で働きたいかどうかを判断する情報源」です。

ただ募集要項を掲載するだけでなく、下記のようなコンテンツがあると効果的です:

  • 社員インタビュー

  • 1日のスケジュール紹介

  • オフィス環境・福利厚生の紹介

  • キャリアステップや研修制度

  • 働き方の多様性・社内文化

また、エントリーフォームの導線やスマホでの応募しやすさも重要です。



6. IR・CSR・SDGsへの取り組み

上場企業であれば必須、未上場企業でも投資家やメディアからの信頼を得るために、IR(投資家向け広報)ページを設けるのが一般的です。

  • 決算短信・有価証券報告書

  • 株主総会情報

  • 経営方針・中期経営計画

  • サステナビリティ報告書・CSR活動報告

特に近年はESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs対応が重視されており、社会的責任を果たす企業であることの「可視化」が求められています。



7. お問い合わせ・資料請求フォーム

どんなに良い情報を伝えても、問い合わせにつながらなければ機会損失です。

  • 必要最低限の入力項目

  • フォーム入力のしやすさ(スマホ対応・バリデーション)

  • 問い合わせ後の自動返信・対応スピード

など、ユーザー体験を損なわない設計が求められます。問い合わせボタンはグローバルナビやフッターにも設置しましょう。



8. よくある質問(FAQ)

FAQは、ユーザーが感じる「ちょっとした疑問」を事前に解消するコンテンツとして有効です。

例:

  • 商品の納期やカスタマイズの可否

  • 採用応募に関するQ&A

  • サポート対応範囲など

また、FAQはGoogleの構造化データに対応していると、検索結果に直接表示され、SEO効果も期待できます。



次章では、実際に他社がどのように「成果を出すコーポレートサイト」を作っているのかを紹介します。


コーポレートサイト制作の流れ【初心者向けに解説】

コーポレートサイト制作の流れ【初心者向けに解説】

コーポレートサイトとは、企業の印象を左右する「信用の入り口」であり、制作の質がそのままブランドの質に直結します。とはいえ、これまで制作経験がない方にとっては、「何から手をつけるべきか」「どこに依頼すべきか」不安も多いはずです。

ここでは、コーポレートサイト制作の一般的な流れを、初心者でも理解しやすいように6つのステップで解説します。



STEP1:目的とターゲットを明確にする

まず最初に考えるべきことは、**「なぜコーポレートサイトを作るのか?」**という目的の明確化です。

目的が明確でないと、デザインや構成、コンテンツがバラバラになり、成果に繋がらないサイトができてしまいます。

代表的な目的例:

  • 新規顧客の獲得(営業強化)

  • 採用活動の強化

  • 投資家向けの情報開示(IR)

  • ブランドイメージの刷新

  • 既存取引先への信頼性アップ

同時に、「誰に向けて情報を発信するのか」というターゲットの明確化も重要です。経営層/担当者/学生/一般消費者…など、ユーザー像を定めることで、言葉遣いやデザインの方向性が決まります。



STEP2:掲載するコンテンツの棚卸し・設計

目的とターゲットが明確になったら、それに合わせて「必要な情報=ページ構成」を洗い出します。

▼よくある構成例

  • トップページ

  • 会社概要

  • 事業内容

  • 実績・事例

  • 採用情報

  • IR/CSR情報

  • お問い合わせ

  • ニュース/お知らせ

この段階で重要なのは、「自社が言いたいこと」よりも「ユーザーが知りたいこと」を基準に考えることです。



STEP3:サイト構成図・ワイヤーフレーム作成

「何をどこに配置するか」を視覚的に整理する工程です。これを**ワイヤーフレーム(構成図)**と呼びます。

▼この段階で決める内容

  • ページ全体の階層構造(メニュー構成)

  • 各ページに掲載する情報の配置(左カラム/右カラム/CTAの位置など)

  • モバイル・タブレット表示への対応設計

この設計が甘いと、完成後に「見づらい」「使いにくい」サイトになりがちなので、最も重要な工程のひとつです。



STEP4:デザイン制作・ビジュアル設計

次に、企業イメージを視覚的に表現するデザインフェーズに進みます。

▼この工程では以下を決めていきます:

  • カラースキーム(企業カラー、信頼感の演出など)

  • フォント・余白・写真のトーン

  • トップページのキービジュアル(印象を決定づける)

  • 各ページでの導線・アニメーションの有無

コーポレートサイトとは、企業の人格そのもの。 だからこそ、見た目の一貫性と「らしさ」が最も重要です。



STEP5:実装(コーディング)とCMS設定

デザインが完成したら、実際のWebページとしてコーディングを行います。最近ではWordPressやWixなど、CMS(コンテンツ管理システム)を導入するケースが一般的です。

▼この段階でのチェックポイント

  • HTML/CSS/JavaScriptによる実装(スマホ・タブレット対応)

  • CMSの設置(更新が自社でしやすいように)

  • フォーム機能・問い合わせの自動返信設定

  • SEO基本設定(メタタグ・構造化データなど)

  • アナリティクス連携(GA4・Search Console)



STEP6:公開・運用・改善

公開して終わりではなく、公開後こそが本番です。以下のような定期的な運用が成果に直結します。

  • 定期的なコンテンツ更新(お知らせ、採用情報、実績など)

  • アクセス解析ツールでの効果測定と改善

  • SEO施策の実施とコンテンツ追加

  • CMSやプラグインのセキュリティ管理と更新

企業成長とともに、Webサイトもアップデートされ続けるべき存在です。



まとめ:企業の成長を支えるコーポレートサイトを作るために

ここまで、コーポレートサイトとは何か、その目的やメリット、制作の流れについて解説してきました。

重要なのは「とりあえず作る」ことではなく、企業の現在地と未来を正しく伝えられるサイトにすることです。コーポレートサイトは公開した時点がゴールではなく、企業とともに進化し続ける“資産”であることを忘れてはいけません。

  • 情報を常に最新化すること

  • ブランドやビジョンを明確に打ち出すこと

  • ユーザー目線での導線やコンテンツを整備すること

これらを意識しながら改善を重ねれば、企業価値を高め、信頼を築くコーポレートサイトに育っていきます。


「今のコーポレートサイトは企業の魅力を十分に伝えられているのか?」「これからの成長に合わせた設計ができているのか?」

そう感じたときは、プロの視点での見直しも効果的です。


弊社では、コーポレートサイトの設計からリニューアル、SEO改善まで幅広くご相談を承っています。企業のブランドを正しく伝え、成果につながるコーポレートサイトを作りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました!


 
 
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執筆者

シースリーレーヴ​編集部

Bubble・Flutterflowの開発実績日本最大級​!ノーコード・ローコードの受託開発だからこそできるマーケティングをご提案するシースリーレーヴの編集部です。

 

当社は Wixパートナープログラムに登録する制作会社です。

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